初夏の珍事!?

2005夏、野鳥のキセキレイが卵を生みました。

 

 

 ことの始まりは梅雨本番の6/30、家
の中に野鳥が入りこんでいたことから
始まりました。どこから入りこんだか
定かではありませんが、ほんの少し
空いた窓か、回っていない換気扇か
ら入ったと思われます。
 その後、「珍しいこともあるねぇ」で
終わったこの出来事が思わぬ展開を
見せます。7/5、なんだか目の前を鳥
がばたついていると思ったらすぐ玄関
横の植木ポットの中に見慣れぬもの
発見!もともと枯れていた草の上に
巣があったんです。そしてなんと、卵
が一個!それにしてもいつの間に
…。
 7/7には卵が三つになっている。どう
やら一日一個のペースのようです!
それも早朝、皆がまだ寝ているときに
やってきては生んでいるようです。
 そして驚いたことに、あのとき家の
中に飛んできた野鳥が親鳥だったのです。
 7/8 また増えてる。 いろいろ調べてみるとその野鳥はセキレイで、黄色いお腹から正式名称が「キセキレイ」であることがわかりました。
 セキレイは人間が住む近くに卵を生むそうです。そうすれば外敵からねらわれにくいからです。また、自分たちが住む巣は違う場所にもうけてあります。 「ピーピー」、セキレイは遠くから卵を見守っています。
 7/9 また増えました。ところで、セキ
レイは卵を温めなくていいのでしょう
か。話しによると、ヒナに無事かえっ
たとしてもヘビやカラすなどの敵にね
らわれてしまうのださうです。そんなこ
とを考えていると、この卵の将来が不
安になりました。
 拡大して撮りました。かわいい卵が
五つ並んでいます。この卵は本当に
ヒナになるのでしょうか?うちの敷地
に住んでいるアオダイショウにきちん
と言っておかなくてはなりません。
 7/10 そうこうしているうちに親鳥が
やってきては温め始めています。か
わいいですね。おや、遠くの電信柱か
らお相手のキセキレイが見張ってい
ます。私たち人間や外敵から卵を守
るのに一生懸命です。
 7/11 今日も来ていますよ。ずいぶ
ん長い時間温めるようになりました。
私たちが近づいても逃げなくなりまし
た。
 7/12 おやおや、もう一個増えまし
た!実はこれとなりにあるポットに一
個だけ生み捨てられた?というか場
所間違えて生んじゃったのかな?そ
の一個をこっちに持ってきました。そ
れでも平気で温めていました。
 ちょっと心配なのがこれから夏にな
ってお客さんが増えてくると温めること
ができるのか。ヒナになったらどうなる
のか。ヘビがやって来たら...
 梅雨明け間近の7/15、強い日差し
から守るためにダンボールの簡易日
よけを作りました。ママオーナーが作
ったんですよ。やさしいですねェ。え
っ?ただダンボールを差して上をちょ
っと曲げただけじゃないかって?この
画像だけでよくわかりましたね!!
 あっいるいる。それにしても明日か
ら連休です。無事あたためつづけるこ
とができるのでしょうか。心配です…。
 そんな心配を家族でしていると長女
がこんな張り紙を!お客様も気遣っ
てくれて、やさしく見守ってくれました。

感謝!

 7/20 それにしても本当に生れるのでしょうか。図書館で図鑑を借りて見ると二週間ほどでヒナにかえるとあります。きのうがその二週間目でした。あたためたりあたためていなかったり…、ほらまたさぼってる…。
 そんな卵に変化がおとずれたのが7/21でした。あさ、何気なくのぞいたら卵が一つありません。よく見ると肌色のものがかすかに動いている…。ヒナです。ヒナが生れたのです。一時間ほどしてもう一度見ると二羽生れていることに気がつきます。元気にえさをねだっています。
 親鳥が忙しくなってきました。卵の殻を捨てに行ったりえさを取って来たりとおおわらわです。気をつけてみているとオスも手伝っているようです。どんな生き物でもやっぱり夫婦の絆は大切だと妙に納得してしまいました。
 ところがヒナが生れたその日、一方では大変なことが起きていたのです。
 これを見てください。花壇にたすきのようなものが掛かっています。庭に水をまいている時に発見したのですが、ヘビの抜け殻です。非常に気持ち悪いです。妻に言わせるとこの抜け殻で「寿」と書くと縁起がいいのだとか。本当でしょうか。信じられません。ヒロシです…。冗談はさておき、おそらくこれはクノッソスに住んでするアオダイショウのジャックと思われます。ヒナは大丈夫でしょうか。
 ピーピー元気に鳴いていたヒナがヘビの餌食になったという話しはよく聞きます。現に私も小学生のころかっていたジュウシマツがヘビに丸のみされていたのを見たことがあります。この子たちは大丈夫でしょうか。
 夕方になって四羽がかえっていることが確認できました。きょう一日ですごいですね。
 ここからは“ヒナのページ”をご覧ください。

 

これからのキセキレイの活躍にご期待ください。

ヒナのページにつづく!!

 

 

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