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 オーナーのマーマ作り!!

                                                 

←武双山ではありません

用意するもの

     甘夏…8個(きれいなもの)
     グラニュー糖…1キロ
     茶っ葉入れパック…一枚
     白ワイン…少々
     水…8カップ(1600cc)
     やる気…かなり必要

これでジャムビン15個分以上できますの
で、甘夏の個数を考えましょう。

みなさん、グラハム・カーってご存知ですか?そう、
「世界の料理ショー」という番組で料理しながらしゃ
べくりまくって、いや、しゃべくりまくって料理する
奇怪なおじさん。最後に観客から一人連れてきて
一緒に食べるというやつ。確かディレクターだか
架空の人物だか、「スティーブ」を相棒として番組を
進めるのだ。聞くところによるとあれは、カー自身
が制作した番組だとか。すごい才能の持ち主なん
ですね。
という分けで、私はこの番組の大ファンで、「男の
料理って面白い」と思った瞬間だったのです。
今回このマーマレードの作り方は、盛岡のいとこ
”さっこちゃん”が「教えでぐれ〜」とうるさいので、
スティーブ=さっこちゃんとしてお送り致します。

 

さっこちゃん、これうちで今年とれた
もの。全部で12個収穫したけどきれ
いなものを八つ選んだんだ。しっかり
洗いましょうね。
えっ中身も使うのかって?そりゃそう
よ。マーマレードと言うと皮しか使わ
ないのかと思っている人もいるみた
いだけど、しっかり中身も使うよ。
上下の皮は厚めに切って捨てます。
えっもったいないって?苦めが好きだ
ったらこれを薄切りにして、渋抜きを
して使うといいよ。そうだな、一晩水
につけてればいくらかいいかもね。た
まに水も換えてね。
さっこちゃん、夏みかんの本体を車
輪型に6〜8等分して山の部分を落
とします。
ポイントです。タネを全部取り、捨て
ずに取っておきましょう。
そしたら2ミリぐらいの厚さにスライス
しよう。切れる包丁使おうね。薄い歯
のものがいいと思います。つるっと滑
りやすいから気をつけて、えっそれを
早く言えって?あ〜あ、名誉の負傷
ね。そうそう、この厚さだけどあんま
り薄いとあとで歯ごたえがなくなって
しまうよ。かと言って厚過ぎるのもね。
さ〜て、先ほどのタネだけど、こうや
ってお茶っ葉入れの袋に詰めちゃい
ましょう。そうそう、最近よく売ってる
ヤツ、パックになってるよね。えっこ
れをどうするのかって?あのね、手
品でピーナッツに変えます。なんて
ウソウソ、このタネの回りには、マー
マレードにとろみを加えるペクチンと
いう成分がついているんだ。自然っ
てすごいね。
さ〜て、大鍋に材料を入れましょう。
と言ってもここではスライスした甘夏
とタネ、グラニュー糖です。えっ?普
通の砂糖の方が安いって?私はい
つもこれを使ってます。さらっとした
感覚がいいのと、臭いがないでしょ。
ヘらや鍋はきれいに洗ったものを使
いましょうね。せっかくの甘夏のすが
すがしい香りがカレーの臭いに負け
てしまいますからね。
あっポイント!一晩おいて下さいね。
砂糖がよく馴染みますから〜。
ふぁ〜〜、ねむい。一晩たった模様
随分しんなりしてますねぇ、ここで水
8カップ(約1600cc)入れましょう。甘
夏1個に付き水1カップと覚えておく
といいですね。白ワインも香りづけで
加えます。入れなくてもいいんだ。
ああ忘れるとこだった。さっこちゃん
あの厚皮のスライスどうした?そう、
渋抜きしてたヤツ。それそれ、水気
を切って一緒に入れちゃいましょ。
さあいよいよ火入れです。中〜強火
で沸騰させます。
イチゴと違ってあんまりアクは出ませ
んが、取りそこねたタネが浮かんで
きます。それを上手にすくいましょう。
だいぶそれらしくなってきた。火は中
火になってますね、よしよし。焦がし
たら大変、ここまでの苦労が水の泡
!いい色でしょ。
私は少しゆるめが好きなんだけど、し
っかり煮詰めてもいいですね。くれぐ
れも焦がさないように!!あっそうそ
う、冷めると糖分が固まりますので
その辺の感覚に気をつけましょう。

 

火入れから30分くらいたちました。そ〜う、
こんな感じこんな感じ!!熱いうちにビンに
詰めれば随分もちますね。

 

ところで、ニューサマーオレンジのマーマレードを
作りたいという方へ黄金率を教えちゃいます。
     ニューサマーオレンジ…2キロ
     グラニュー糖…400〜500グラム
     水…600cc
     白ワイン少々
上の分量は目安としてとらえてください。ニューサ
マーその物のの出来や好みによってかえてみま
しょう。作り方は甘夏と一緒です。

 

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