平成23年6月24日、初めての一般質問

 

6月議会(6/24)


質問件名  「まちづくり協議会の

その後について」

質  保留になっているものの実施は

答  財政事情を勘案し、出来るものからやっていく

 

  保留になっているものの実施は

町長  財政事情を勘案し、出来るものからやっていく

問  熱川幼稚園の芝生化は

町長 町としてはやっていきたいと思っているが、管理の問題がネックになっている。幼稚園側ともう一度協議をしたい。自分としては諦めていない。

問  大川・北川の子どもたちは、町立の小学校に通っているのに交通費を負担している。おかしいのではないか。

町長 義務教育であることを考えれば、指摘は理解できる。

問  小学校で4キロ、中学校で6キロ離れていれば、特別交付税の対象になる。スクールバスは出せないか。

町長 調査して前向きに検討したい。

問  自主運行バスがこれまでよりさらに5分早くなったことで、通学で使う稲高生の利便性が悪くなっていると聞くが。

町長 そのこともすぐには返答できないが、検討したい。


質問件名  「行政改革について」

  「行政改革大綱」に沿って行革が行われていると聞くが

町長  具体的な取組は「集中改革プラン」によって実施してきた。

 問  平日閉庁、休日開庁は考えているか。

町長 今のところ考えていない。

問  財源不足のおり、広報などの町の配布物に広告を募ることはできないか。

町長 やってみたが思うような結果は得られなかった。

問  広告入り公用封筒は、企業に製作費を負担させ、必要部数を無償で収めてもらう方式だが。

町長 おもしろい取組で前向きに検討したい。

問  ホームページのバナー広告は

町長 相手があることで、なかなか集まらないのが現状だ。


質問件名  「当町の観光政策について」

  奈良本けやき公園の今後は

町長  グリーンツーリズムの拠点にしたい

 問  今年度、熱川地区で力を入れていくことは何か。

町長 熱川地区に特化した事業計画はない。

問  旧ロイヤルホテルの跡地は、整備しておけば有事の際の一時避難場所になるし、温泉熱発電の受入先としてアピールできるのでは。  

町長 旧ロイヤルに関しては地元の要望を待っている状態。新たに立ち上がる協議会の動きを見守りたい。温泉熱発電は、町としても強烈にアピールしたい。

問  この町のジオパーク構想のスタンスは  

町長 今年の3月に、正式に「伊豆半島ジオパーク推進協議会」が設立された。24年の日本ジオパーク認定、26年の世界ジオパーク認定に向け、準備を進めていくことになる。

問  天目山の風車が並ぶ見晴らしのいい場所が、初日の出の隠れた名所になっているが、展望台などを造れないか。また、そこを拠点にして奈良本林道を歩くハイキング道を整備できないか。

町長 もともと公園をと考えていたが、展望台と聞きおもしろい。ジオパークの盛り上がりとともに、ハイキング道も考えていきたい。

問  けやき公園の今後の活用法は

町長 このたび完成した足湯は「ほたるの足湯」と命名され、山里の風情を感じさせるものとなった。管理人も常駐していることから、ぜひ活用してほしい。今後は、宿泊施設とタイアップして、グリーンツーリズムの造成を図りたいと考えている。

問  当町では災害融資に利子補給を行うか。

町長 他の賀茂地区同様、中小企業災害対策資金の利率1.6%と、経済変動対策資金の利率1.3%に対して2年間の利子補給を行う。


質問件名  「防災への取組について」

  直近でやらなければならないことは

町長  防災訓練や防災講座を充実させている

 問  ここ3年くらいで、国道・県道・町道の崩落はどれくらいあったか。

町長 昨年片瀬地内の国道で、崩落による保護工事を行った。町道では20年度に11件、21年度に8件、22年度に16件あり、崩土除去が16件、倒木除去10件、その他9件の工事を行った(3箇年合計)。本年度はすでに、湯ノ沢草崎線をはじめ3件の工事を行った。

問  命綱の国道が寸断されたら、町民や観光客の逃げ道はどうなるのか。

町長 霊友会と協定を結んでおり、その点は心配ない。

問  災害道路の早期建設を願いたいが。

町長 この町の懸案事項で、不退転の決意で臨みたい。

問  先日、岩手県に視察に行き、一日だけボランティアを経験してきた。情報伝達手段として防災ラジオの重要性を認識したが、広報・観光情報なども視野に入れた、コミュニティFM局の開設は可能か。

町長 有資格者の配置や国の許可が必要になる。民間で行うのがふさわしい。

問  FM熱海」は湯河原町の参入を受け、「FM熱海湯河原」として放送網を広げた。当町も、FM伊東に働きかけることはできないか。

町長 委託金の問題もあり検討を有するが、可能性を探りたい。

 

月議会(9/13)

                                                    質問件名「当町の防災対策について」

質  国道・県道に続く第三の道建設は

答  いろいろなルートで模索している

 

 問:駿河湾でも地震が多発しているが、当局はどのように認識しているか。

町長:伊豆半島の東西で起きていると認識している。東海地震に対する防災対策を強化しているが、神奈川県西部地震や伊豆東方沖にも注視したい。

問:東伊豆町の震度計は他の地域より敏感に作動しているように感じるが。

町長:風評被害が深刻であり、県や国にも働きかけて設置場所の移動をお願いしていきたい。

問:学校や町営住宅など、町が設置・管理している建物の耐震補強はどれほど進んでいるか。

町長:公共建物の全てが耐震診断において適格であると聞いている。

問:8月に委員会の視察研修で岩手県を訪問した。そこで、あらためて東日本大震災の被害の大きさを感じたが、岩手県では山沿いのバイパスが無傷で残っていた。地形が似ている伊豆半島でも有事の際の道路を確保する必要があると思うが。

町長:この町の懸案事項で、トンネルを造れば最短で中大見線に通ずる道ができると感じている。 

この件に関しては、政調会や代議士の秘書を通じていろいろな方面からお願いを重ねている。

問:霊友会と災害協定を結んでいるとのことだが。

建設産業課長:協定は霊友会、伊豆観光開発()との覚書で、町民や観光客車両のほか、緊急・搬送車両の通行を認めるものである。一日200台を限度とし、午前8時から日没まで、14日以内という内容である。

問:天目の風力発電について、防災対策を把握しているか。

町長:机上の計算では東海地震に耐えられる構造になっていると思う。ただ三連動となると、実際に起きてみないとわからない。

問:天目に通ずる町道や法面は、崩落がおきて危険な個所もあるようだが。

町長:道路は一度見てみるとともに、CEFには防災対策について安全を期すように要請したい。

 

質問件名「この夏の観光について」

 問:町内施設の入込状況は。

町長:7月の宿泊客数は前年対比8.6%の減、8月は9%の減の報告を受けている。さらにアニマルキングダム14%減、稲取ゴルフクラブは9%増、熱川海水浴場は42%減、池尻海岸は47%減、港の朝市も減少との報告を受けた。

問:けやき公園の利用者数は。

町長:一日平均13.2人で、月別では5月が17.3人、曜日別では土曜日が20.7と一番多くなっている。うち観光客は2割程度と報告を受けた。訪れた人のほとんどが足湯に入っているようだ。

問:雑草が生い茂っていて足湯どころではないと感じるが。

町長:4月から委託契約を結んでいるが、大変遺憾なことで現地を確認したい。私としてはけやき公園を核として、箒木山のハイキング道なども整備していきたいと考えている。

問:温泉熱発電の誘致は。

町長:県の企業局は、候補地として町内の2ヶ所を含め、4ヶ所を選定したと聞いている。事業化に向け積極的な対応を図りたい。

問:フェイスブックやツイッターなど、ソーシャル・ネットワーク・サービスへの対応を進めてはどうか。

町長:今のところ活用できていないが、ホームページの更新を早めるなどの対応をとり、SNSへの認識を深めたい。

 

質問件名「当町の教育について」

問:年々教育費が削られているようだが。

町長:スクールニューディール事業や稲小の改修工事の関係で、諸経費に伴う差額が出た格好だ。学校への予算は逆に増えている。

問:夏休みが年々少なくなり、家族旅行に行く機会が失われていると思うが。

教育長:賀茂地区では、各学校で大きなずれが出ないようにしている。町単独で休みを長くするのは難しい。

問:今年の場合、幼・小・中で2学期の始業式の日が違うし、東京などと比べ、逆に春休みが長いように感じる。

教育長:春休みは教育課程を再考する期間で、新年度に向け教員も何かと忙しい。その分長くなっていると認識している。

問:観光従事者は休みを取りづらく、旅行や帰省ができるとすれば夏休みしかない。

教育長:工夫の余地があれば校長とも相談したい。

問:放課後児童クラブでは円滑な運営がなされているか。

町長:学校側にお願いして始めた事業であって、当初は多少の意見の食い違いもあった。問題点があれば改善していきたい。

 

質問件名「地域づくりインターン事業について」

問:当局はこれまでの学生の提言をどう活かしているか。

町長:観光面に関する提言が多く寄せられ、海だけでなく観光スポットが多くあることを再認識させられた。フォトスポットの設置や修学旅行の誘致、道の駅建設などは町の考えと重なってくる。特に「空き店舗を大学生に運営させる」との提言は興味深い。

問:現在2週間の体験期間だが、1ヶ月ぐらい預かればもっと交流を深められると思うが。

町長:“若者にチャンスを与える”という観点からもいろいろと検討をしたい。

 

12月議会(12/7)

                                                    質問件名「天目の風力発電施設について」

 問:第三者会議の今後の見通しは?

町長:近く社長を呼んで解決を図りたい。

 

 問:風車の現状認識は?

町長:あくまで試運転中と認識している。

問:住民に被害が出ているとお考えか。

町長:風車と体調不良の因果関係がはっきりしないが、原因が明らかになった時には積極的に国・県にも働きかけたい。

問:まだ騒音問題は解決したわけではないが。

町長:影響が大きい5本の風車は夜間に出力制限を加え、8910号基は停止している。これにより音は軽減していると住民のアンケート結果にも出た。

問:57号基の夜間停止とシャドーフリッカーの問題、夜間照明等まだまだ議論する余地はあるが。

町長:そろそろCEFの社長を呼んで町の意向を伝えないといけない。

 

質問件名「景観に対する意識について」

 問:三筋山周辺には、21基の風力発電施設が建設されようとしている。あの景観はこの町の宝であると思うがどうか。

町長:景観は個人の主観によるものが大きい。

問:今からでもアンケートを実施したらどうか。

町長:稲取四区が同意している。

問:町内に廃墟が点在しているが、町が解決策を見いだせないか。

町長:何とかしたいが、民間所有のものは安易に介入できず苦慮している。

問:奈良本にある病院は、周辺住民から不安の声が上がっている。町もしっかり目を光らせてほしい。

町長:誠に遺憾で、廃院が確定する見込みである。(12/8に廃院決定)

問:これらのことを鑑み、町で景観条例を制定したらどうか。

町長:取り組んでいきたい。

 

質問件名「町の交通アクセスについて」

 問:自主運行バスの利用状況は。

町長:平成20年度は56200人、21年度は5万人、22年度は62700(23年度見込みは前年比△9500)である。

問:稲高の生徒が利用しやすいようにできないか。

町長:現状は理解している。なんとか考えたい。

問:町が保有するバスは大川や北川の子どもの通学に使えないか。

町長:定期的に利用することは困難だ。

問:町内では高齢者が増え、別荘地域では定住者が増えている。きめ細かな交通体系を考慮する必要があると思うが。

町長:新たな路線バスは困難と考える。

問:三重県の玉城町では、予約を取って走らせるオンデマンド方式の運行形態を整えている。導入すれば当町でもコストダウンにつながると思うが。

町長:今後検討してみたい。

 

3月議会(3/9)

                                                    質問件名「防災対策について」

問:デジタル防災無線システムを導入するというが。


町長:“移動系”の行政無線で、防災拠点施設や自主
    防災会、町内各機関に190機を配置する計画だ。
 

問:電柱などへの海抜表示はどの程度進んだか。

町長:117箇所設置予定で、一両日中に完了の予定になっている。

問:鉄道・国道・旧道に逃げ道がある「さくらやまパーク」を防災公園に位置付けては?

町長:平成16年ごろからホテル・旅館を津波避難ビルとして利用できるようにお願いしている。

問:災害ボランティアの本部は、どこに設置予定か。

町長:「いきいきセンター」に設置したい。

問:町のボランティアコーディネーターだけでも数十人いる。全国から数百人でボランティアがやってきたら収拾がつかない。アスドの体育館は使えないのか。

町長:今後、話し合いを重ね検討したい。

 

質問件名「森林資源の活用について」

 

問:町有林は町の森林面積の何割を占めるか。また、林業をどれぐらい把握しているか。

町長: 11.88平方キロメートルで森林面積の20.4%を占める。統計上では林家が126戸あり、林業で生計を立てている事業者はいない。

※林家(りんか)とは、保有山林面積が1ha以上の世帯。

問:県は来年度、林業に重点を置いているが、当町においてはどうか。

町長:県は今年度「森林・林業再生元年」と位置づけている。当町においては、大川石神線の林業専用道路の開設と、稲取ふれあいの森周辺を除間伐する。

問:間伐材の有効利用策として、バイオマス発電の導入はどうか?

町長:搬出にコストがかかるのと安定確保ができないので難しい。

問:エネルギー供給に不安がある中、薪ストーブへの補助を始めたらどうか、ストーブ設置によりリフォームも進むのでは?

町長:一昨年環境省が交付していたが、当町は温暖であり、考えていない

問:間伐林を家具などに利用して6次産業化や空き店舗策に使えないか?

町長:山の資源は重要であり、今後検討していきたい。

 

 

質問件名「観光政策について」

 

問:「ミスつるし雛」はどのような観光PRをしているのか。

町長:祭りのオープニングイベントや、品川駅のキャラバンにも参加してもらった。今後は町や観光協会のイベントにも参加してもらう。

問:介護旅行について、今後の町の関わり方は?

町長:国の事業は終了するが、町としては支援していきたい。

問:週末や祝祭日など、観光客が多いときに観光協会と連絡が取れないことがあるが対応は?

町長:転送電話などの対応も含め考えたい。

問:新年度予算の「熱川温泉振興計画」の中身は?

町長:熱川地区の落ち込みが激しい。熱川まちづくり協議会の検討内容を尊重しつつ、奈良本も含めた活性化を考えていきたい。

問:県では移住・定住の促進を図っているが、当町ではどうか?

町長:希望者の相談を受け、町内を案内するなど対応している。

問:南伊豆町ではモニターツアーを実施し、暮らし体験を企画しているが。

町長:NPO法人の役割が大きい。町としてはNPO法人の組織作りにも力を貸したい。

 

 

質問件名「富士山の日について」

 

問:富士山の見えない当町において、「富士山の日」を学校休業にする意味はあるのか。

教育長:当町では「静岡県・富士山の日条例」に従い、昨年度より2月23日を休業日にしている。自主的に学習する機会を設けたものでそれなりに意味はあると考える。

問:ジオパークの観点からも、天城に視点を当て“環天城”の自治体で垣根を超え協力したらどうか。

町長:その通りで、伊豆市の取り組みを見ても力を入れていると感じる。他の市町と協力していきたい。

 

 

 

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